1. はじめに
こんにちは!
バラ育て初心者のyouです。
もともとガーデニングに興味があったわけではないのですが
50代になって突然バラに魅了されてしまい
バラを育て始めて今年の秋でまる1年が経ちました。
初めてバラが咲いた時の感動は忘れられない思い出です。
youtubeやインターネットで毎日バラのことを調べてますが、それなりに失敗もしてきました。
この記事では初心者ならではの失敗、そしてそこから学んだことをシェアします!
2. 失敗談とその原因
1. 害虫対策の遅れ
ハダニとの戦い:予想外の大発生
ハダニについてはなんとなく知っていたものの、まさかここまで大発生するとは思いませんでした。
気づいたときには、庭中のバラに広がり、葉はカサカサになり、黄色く変色しているものも出てきていました。見た目も悪くなってしまったので、被害の大きな葉を剪定してだいぶ落としました。
ハダニは水に弱いとされているため、「シリンジ」と呼ばれる葉の表裏に霧状の水をかける方法で対処することができます。しかし、一度大量発生させてしまうと、シリンジだけでは完全に撃退するのは難しかったです。
ハダニ対策に「フーモン」を使用
いろいろ調べた結果、私は「フーモン」という展着剤を使ってみることにしました。「フーモン」は、アブラムシやハダニ、うどん粉病にも効果がある製品で、ハダニを気門封鎖によって窒息死させる働きがあります。
また、展着剤としての役割も果たすため、殺菌剤や活力剤を散布するときに混ぜて使えるのも便利なポイントです。私は単体での使用だけでなく、これらの薬剤と混用して散布することも試してみました。
週に2回ほど「フーモン」を散布し続けたところ、徐々にハダニの姿が見えなくなり、効果を実感できました。
スリップス問題:花が綺麗に咲かない理由
春の一番花はどのバラも美しく咲いてくれましたが、6月中旬頃から咲き始めた二番花は、あまり綺麗に咲いてくれませんでした。
花びらや蕾が茶色く傷み、その状態が次々と広がってしまったのです。
原因はスリップス(アザミウマ)でしたが、最初はそれに全く気づきませんでした。ちょうど黒星病対策で定期的に殺菌剤を散布していたので、その薬害が原因だと思い込んでしまったのです。
また、小さな黒い虫がいるのは気づいていたものの、それが花を綺麗に咲かせない原因だとは考えていませんでした。結果的に、二番花以降から秋まで、綺麗なバラを楽しめなかったのはとても残念なことでした。
スリップス対策:殺虫剤のローテーション散布が鍵
スリップスのような害虫は、同じ殺虫剤を使い続けると耐性がついて効果が薄れてしまいます。そのため、異なる系統の殺虫剤をローテーションで散布することが必要です。
私がスリップスの被害に気づいた時には、すでに大発生していました。一度駆除しても、すぐにまた増えてしまう状態だったのです。秋になると蕾がたくさんついていましたが、どれも傷んでいたため、泣く泣くすべての傷んだ蕾を摘み取りました。
その後、5日に1度ほど殺虫剤を散布する作業を約1か月間続けたところ、ようやくスリップスの姿が見えなくなりました。ちょうどその頃、気温も下がり、それ以降は再発することなく、被害を抑えることができました。
2. 苗を買いすぎた
バラを買いすぎた失敗談:初心者あるあるの話
バラを育て始めて1年目の私。「最初は1本だけ」と思っていたはずなんですが……気づけば、次々と手を出してしまいました。だって、どのバラも魅力的なんです。
最初にお迎えしたのは、何もわからずに店員さんにお勧めしてもらった「プリンセスドゥモナコ」。「よし、これで決まり!」と思ったのも束の間、数日後には香りが強いというバラをもう1本。そして、ネットで見かけたおすすめの赤バラにも一目惚れ。
「これを庭に植えたら最高だな」と次々と購入。気づけば、この1年で庭には20鉢以上のバラ苗が……。
庭の花壇にはもともとあまりスペースがなく、ほとんどは鉢植えになってます。
鉢植えが増えれば水やりや手入れの手間も倍増。朝晩の作業が予想以上に大変で、「これ、管理しきれるのか?」と不安になりました。
バラにはそれぞれ個性があって、品種ごとに手入れの仕方が違うことも初心者には大きなハードルでした。「この品種は病気に弱いから月2回の薬剤散布が必要」など、情報を覚えるだけでも一苦労。それでも、咲いてくれた時の感動は格別で、「やっぱり育ててよかった!」と思える瞬間もあります。
この経験を通じて感じたのは、初心者は最初から欲張らない方がいいということ。
最初は本当に5本ぐらいまでで始めるのがベストです。じっくりと育てて慣れてきたら、少しずつ増やすのが賢いやり方でしょう。
とはいえ、実はまだ気になるバラがいくつもあるんですよね。次に買うときは、「本当に置くスペースがあるのか?」をよく考えてからにしよう……と思っていますが、自信はありません(笑)。
3.挿し木を増やしすぎた
挿し木の成功が楽しく頑張って増やしすぎ
バラを育て始めたころ、「挿し木で増やせる」という情報を知りました。「これならお気に入りのバラを簡単に増やせる!」と、初心者ながら挑戦してみることに。
youtubeなどでやり方を勉強して実際にやってみると思いのほか挿し木が成功しました。
芽が出たり根が張ったりする様子を見るのが楽しくなり、ついもっとたくさん増やしたいという欲望が出てきてしまいました。
育てる数が増えて、鉢の数も増えたのですが「よく考えたら、この挿し木のバラたちが成長して大きくなったら置き場所どうしよう・・・」ということに気付きました。
挿し木は確かに楽しみを増やすことができますが、管理ができる範囲内でやるべきです。
3. 失敗から学んだこと
害虫チェックは定期的に行うのが重要
害虫被害は実際に経験してみないと、わからない部分が多いと思います。
バラ育て1年目はハダニとスリップスの発生初期に気づかず大発生させてしまいましたが、実際に被害を経験したことで、その大変さが身に染みてわかりました。
来年は同じ失敗はしないように、定期的なチェックと薬剤散布による予防をしっかりしようと誓いました。
苗や挿し木は「計画的」に
新しい苗を買ったり、どのバラを買おうかいろいろ悩む時間は本当に楽しいですよね。
ついつい新品種などに目がいき、買いたくなってしまいますが自分の庭の状況を考えて管理可能な数を育てるのも大事です。
また私みたいにバラのことをまだよく知らないうちにたくさんの品種を買うのは考え物です。
品種ごとに育て方も違ったりしますし、バラの好みも実際に育てていくうちにかわってきます。
焦らずに徐々に増やしていく方がいいと思います。
4. まとめ
バラ育ては失敗も勉強のうち!初心者だからこそ楽しい挑戦がある
私自身、バラ育て1年目で数々の失敗を経験しました。 買いすぎた苗、増やしすぎた挿し木、害虫の大発生……。「バラ育てはやっぱり難しい…」と思うこともありましたが、失敗するたびに新しい知識を得たり、手入れのコツをつかめたりしました。
バラ育てはそんなに簡単ではありませんが、だからこそやりがいがあります。初心者の失敗は「やってみた証」。その経験が積み重なれば、きっと素敵なバラ庭ができるはずです。
失敗してもめげずに、これからも一緒にバラ育てを楽しみましょう!
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